ソフトバンク、ボーダフォン日本法人1.7-2兆円で全株取得へ 乗り遅れた感もあるけど、先週末のこの話題にはずいぶんと興味をそそられた。
ADSLを破格の安値で提供してブロードバンドを普及させ、ネット人口を増やし、広告媒体としてのネットの価値を高め、結果として、ネットのトップブランドであるYahoo!の媒体価値を高めた、というのが、自分のYahoo!BBに対する評価。
多くの方が指摘されてるように、今回もSBはケータイインフラのみでの収益性を見てるんじゃなくて、SBグループ全体の価値を高める戦略的なツールとしてVodafoneを捉えてるんじゃないかな、と思う。
で、今回の肝は、ケータイ画面が今後、高付加価値な広告媒体として成長していく可能性を秘めているってことだと思う。
ケータイの画面ってのは、いまや、もっとも身近なメディア。
ケータイのアラームを目覚まし替わりに使ってる人が朝起きて真っ先に見るのがケータイ画面。
夜寝る前に、最後のメールチェックをしたら、一日の最後に接触する媒体もやっぱり、ケータイ。
また、キャリアは集めようと思えば、オサイフケータイで買い物をしたユーザーの日々の消費行動を個人単位で正確に捉えることが可能。
さらには、ユーザの住所はもちろん、GPS機能もついてれば、地域性もばっちり。
なので、将来的には以下のようなビジネスモデル
がありうるんじゃないだろうか?
・端末は格安、もしくは無料で配布。
・ケータイ料金(通話もネットも)は格安、もしくは無料。
・その代わり、ユーザーは、
1、待受画面に広告が流されること
2、その広告は自らのオサイフケータイの買物履歴や交わしたメール、GPSによるユーザーの現在地、、、等をコンピュータが分析した結果だったりする可能性
の2点を受け入れなければならない。
つまり、広告主にとっては、
「過去1ヶ月以内に1000円以上チョコを買った横浜中心地にいる20代女性会社員のケータイに、11時30分から13時30分まで、新商品のチョコの広告をうつ」
なんて出稿が可能になる。
もちろん、ユーザーによっては、買物履歴やなんかの思いっきり個人情報をキャリアに知られるのがいやな人もいるだろうけど、逆に「そんな情報、ケータイがただで使えるならいいや、いくら知られたっていいや」って層も結構あるだろう。
つまるところ、GoogleのGmailのケータイ版になっちゃう?
いずれにせよ、ケータイ画面の広告媒体としての価値が高まっていくことは間違いないと思う。
問題は、そこをおさえるプレイヤーが誰なのか、だろう。
ワンセグも始まるんだけど、テレビ局がそこに割ってはいるのは難しいかな??